こんにちは!
今回は、かなり便利で優秀なアドオンを見つけたので、紹介していきたいと思います。
BlenderとUE4でVtuberになる!!の記事で「シェイプキーを設定した後はモディファイアが適応できない」といったな。
あれは嘘だ!!
正しくは、「Blender標準機能では適応できない」です。
モディファイアの適応ができないという仕様があまりにも面倒だったので何か対策法はないかと調べていたところ、今回紹介するShapeKeysUtilというアドオンを見つけました。(製作者さんには感謝しかできない)
実際にこのアドオンを使ってUE4にシェイプキー付きのモデルを移動できたので、この記事ではこのアドオンの使い方を紹介していこうと思います。
「ShapeKeysUtil」の使い方
アドオンの入れ方は他のアドオンとほとんど同じです。
まずはこちらのサイトからアドオンをダウンロードし、zipファイルの中から.pyファイルを取り出します。
次に、Blenderのアドオン設定画面からInstallを押し、.pyファイルを選択して有効化すれば完了です。
このアドオンを入れるとオブジェクトモードの右クリックのメニューに「ShapeKeys Util」の項目が追加されます。
モディファイアの適応方法
やり方はいたってシンプルで、オブジェクトを選択して右クリックのメニューでShapeKeys Util>Apply Modifiersと押せば、シェイプキーがあろうとなかろうとモディファイアを適応してくれます。
シェイプキーの左右分離が便利!
ShapeKeys Utilの項目の中に「Separate Shape Key Left and Light」という項目があります。これは既に設定されているシェイプキーを左右別々に分離してくれる機能で、フェイシャルキャプチャ用のシェイプキーを使う際にはかなり役立ちます。
Blender標準機能だけでも片側のシェイプキーを反対側に移動することはできますが、一つのシェイプキーから二つに分離することはできません。かなり時短できるのでおすすめです。
このアドオン、めっちゃ優秀ですね!(っていうかこの機能標準でつけてくれBlenderさん…)
似たような機能を持つアドオン「Apply Modifier」
モディファイアを適応するアドオンとして「Apply Modifier」という別のアドオンがあります。正直な話ShapeKeysUtilをより簡略化したようなアドオンなのでShapeKeysUtilを使っていればOKなんですが、何かしらの用途が見つかるかもしれないので軽く紹介しようと思います。
こちらのアドオンは上のよりもっとシンプルで、本当にモディファイアを適応する機能しかありません。
アドオンを追加するとObject>Applyのところに「Apply All Modifier」と「Apply Selected Modifier」ろいう項目が追加されます。効果は名前のまんまです。
適応するモディファイアを自分で選べるのが良いところですかね。
このアドオンを使う際はちょっと注意が必要です。
このアドオンでモディファイアを適応した後にX4UEアドオンでモデルをエクスポートしようとすると、以下のようなエラーが出ます。
どうやらモディファイアを適応する際に作られるっぽい「applumodifier_tmp_〇〇」というオブジェクトが悪さをしているようです。このオブジェクトをどうにかすればいいのですが、なぜかアウトライナーにも表示されないので削除することができません。
解決法は以下のような感じです。
- エクスポートしたいモデルを選択してCtrl+Cでコピー
- 新しくBlenderのファイルを作ってCtrl+Vでモデルを貼り付け
- モデルをエクスポート
これで悪さするオブジェクトの影響を受けずにエクスポートできます。
まあただ、ShapeKeysUtilを使えばこんな煩わしいことをしなくてもいいので役に立つかは微妙ですね(笑)。
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