【Minecraft】3Dモデルを使って大規模建築する方法

Minecraft

こんにちは!

皆さんは「Minecraft」をやったことがありますか?

記事を見ている方の99%は知っていると思いますが、一応説明しておくと、Minecraftはサンドボックスと言われるジャンルのゲームで、世界を冒険したり、家を建てたりと言ったこと色々なことが出来る自由度の高いゲームです。

本当に自由度が高くて様々な遊び方があるんですが、突き詰めていったときに最終的に到達する遊び方の一つに、「大規模建築」があると思います。大規模建築って憧れますよね。Minecraftを検索するとたくさんの素晴らしい建築物の画像が出てきます。

けれども、いざ自分で作ろうとすると物を立体的に作っていくのってとても難しくて、やっぱり憧れのままなのか…となってしまいます。

でも、Minecraftは世界を跨いで、大人から子供まで遊べるめちゃくちゃ人気のゲームです。こんだけプレイヤーが多かったらその中に巨大建築できるツールを開発できる人がいてもおかしくないわけで…。調べてみたら…

ありました。

というわけで今回は、「World edit」と「Tinker CAD」という、3Dモデルを使って巨大建築をアシストしてくれるとっても素晴らしいツールを紹介していこうと思います!

この方法を使えば一瞬で1000万ブロック置けます!

この記事はこんな方にオススメ

  • Minecraftで巨大建築をしたい方
  • 自分が作った3DモデルをMinecraftに持っていきたい方

使うソフト、Mod

Minecraftの初期状態、つまりバニラの状態では今回紹介する方法は出来ないので、まずは必要な物を用意します。

Minecraft Java edition

PCで遊べるMinecraft。Modを使うため、Java editionが必要になります。Windows editionやSwitch editionなどでは出来ないので注意!

WorldEdit (Mod)

その名の通り、世界を編集することが出来るModです。指定範囲内のブロックを一括で消したり、粘土のようにブロックを積み上げていったりといった、大規模建築には欠かせない機能が追加されます。今回は様々な機能のうちの一つである「外部から3Dモデルのデータを持ち込む機能」を使います。

Minecraft Forge

MinecraftでModを使うときは必ずと言っていいほど必要になるModです。WorldEditを使う際も必要となるため、今回も導入していきます。

Tinker CAD

3Dモデルを簡単に作れるモデリングソフトです。ダウンロード不要で、ブラウザ上で動かせます。このソフト特有の機能として「3DモデルのデータをMinecraft用に変換する機能」があり、これとWorldEditを組み合わせることで、3DモデルをMinecraftに持っていくことができます。

手順の解説

まずはModを導入しよう

Minecraftにデータを持ち込むために必要となる「WorldEdit」Modと、前提Modである「Minecraft Forge」を導入していきましょう。

基本的なModの入れ方となんら変わりないので、すでにご存知の方はいつも通りに入れてもらえれば大丈夫かと思います。

ダウンロードは↓のリンク、またはGoogleなどで検索すると出てきます。両方とも同じバージョンをダウンロードしましょう。(画像では両方ともバージョン1.16.5のものをダウンロードしています。)

WorldEditに関してはForge版とFabric版という二つの種類がありますが、Forge版のほうをダウンロードします。

Forge

WorldEdit

ダウンロードしたらModを入れる前に、Minecraftの同じバージョンをバニラの状態で起動します。この際に、Modを入れるときにに必要なデータがダウンロードされるのでこの手順を飛ばさないようにしてください。

左下のバージョン選択で、Forge、WorldEditと同じバージョンを選択してプレイを押します。

起動できてスタート画面まで行けたら一度消します。

次に、ダウンロードしたForgeの.jarファイルをダブルクリックで起動します。そうすると下のような画面が出るので特に変更はせずにOKを押します。あとはプログラムが自動でForgeをMinecraftに入れてくれます。

このような画面が出れば成功です。ForgeをMinecraftに入れることができました。

Minecraft launcherでForgeバージョンがあるかを確認して、Minecraftを起動してみましょう。

しっかりと起動できたらもう一度消し、今度はWorldEdit を導入します。しっかりと入っていれば、スタート画面の見た目が少し変わるはずです。

Forgeを入れたら、最後にWorldEditを入れていきます。

Windowsキー+Rキーを押し、出てきた画面に「%appdata%」と入力します。そうするとエクスプローラーが開くので「.minecraft」というフォルダを探し、開きます。そして.minecraftフォルダの中に「Mods」フォルダがあるので、WorldEditのページでダウンロードしたファイルをそのまま入れます。

この状態でもう一度Minecraftを起動し、Modがしっかり入っているかを確認してみましょう。スタート画面のModというところを押し、Mod一覧に表示されていればOKです。

Tinker CADで3Dモデルを作ってみよう

Minecraft側の準備が終わったら、今度はTinker CADで3Dモデルを作っていきます。

最初にアカウントの作成が求められますので、メールアドレス、名前などを入力して作成してしまいましょう。

アカウントを作成したら、下の画面に移るので、「新規デザインを作成」を押します。

まずは3Dモデルの名前から決めていきましょう。画面左上に適当な名前が表示されているので、そこをクリックすると名前を変えることができます。

今回はわかりやすく「test」とつけておきます。

画面の右から図形を選んでドラッグ&ドロップしていき、3Dモデルを作っていきます。操作方法に関してはこちらのサイトが参考になります。

3DモデルをMinecraft用に変換しよう

画面右上にある、馴染みのあるピッケルマークを押すと、作った3Dモデルをボックスに変換してくれます。

画面右側ではブロックの種類を選べます。マグマや葉っぱブロックなどは形が変わってしまうので使わないほうがいいかもしれません。

左上にある階段のようなマークでは解像度を設定できます。

エクスポートを押すと変換されたデータがダウンロードされます。

「名前.schematic」 という形式のファイルがダウンロード出来ると思います。この記事では「test」と名前をつけたので、「test.schematic」というファイル名になりました。

変換の作業はこれで完了です。

変換したデータをMinecraftで表示させてみよう

.minecraft>config>worldeditとフォルダを進めていき、schematicというフォルダに先程ダウンロードした.schematicファイルを入れます。

そして「T」キーか「/」キーを押してコメント入力を表示し、

//schematic load ファイル名 (この記事での例では //schematic load test)

と入力すると、「ファイル名 loaded. Paste it with //Paste」と出ます。もう一度コメント入力を表示して

//Paste

と入力するとファイルが読み込まれ、ワールド上に作ったものが表示されます。

下の画像は作ったモデルを解像度最大でエクスポートしたものです。ブロック数が1000万近くになってかなり重かったので、解像度はちょっと気を付けたほうがいいかもしれません。

これで3DモデルをMinecraft上で表示することができました!

おまけ

Tinker CADで3Dモデルを作っていてちょっと物足りないと思ったあなたに朗報です。

実は、Tinker CADには3Dモデルを インポート する(別の場所から3Dのデータを持ってくる)機能があります。これを使えばBlenderなどで作った3DモデルをTinker CADに持っていくといったことが可能になります。

これを使えばもっと複雑なモデルをマイクラに持っていけるぞ!

試しに、私が作っているキャラクターのモデルをTinker CADに持っていき、さらにそこからMinecraftに持っていってみます。

高さ制限の関係で下半身と腕を削りました。エクスポート する際の形式は.stlまたは.objを選びます。

なんかギリシャの彫刻みたいになっちゃったけど、とりあえず簡単に移動できることがわかりました!

ポケモンをマイクラで再現

ポケモン「アルセウス」を3Dモデルを使ってMinecraft上で作る動画を撮影してみました。

【3DモデルでMinecraft巨大建築】創造神アルセウスを創造してみた

まとめ

今回は3Dモデルを使ってMinecraftで巨大建築をする方法を解説しました!一気に大量のブロックを置けるので(1000万近く!)、かなり効率よく建築できそうです。これは夢が広がりますね!

もし3DCGをやったことのない方で、この記事を通して3DCGに興味を持ってもらえたのなら、興味を持つだけでなく是非とも体験してみましょう!

Blenderという無料のモデリングソフトがあるので、一度触ってみてください。最初のうちは難しいですが、慣れれば面白くなりますよ!

困ったことがあったら質問も受け付けていますので遠慮なく!

コメント

  1. スコール より:

    素晴らしい記事ありがとうございます!
    一つ質問なのですが、おまけ部分に記載のある3Dモデルのインポートをした際、
    元データの色を参照してブロック化することはできるのでしょうか?
    自分で試してみたところ、すべて単色(石)に変換されてしまったのですが
    もしやり方があるのでしたら教えていただけると幸いです。

    • Jun Jun より:

      コメントありがとうございます。
      色々と試行錯誤しているのですが、色まで参照することはこの方法では厳しいみたいです。ごめんなさい!

      代わりの方法ではありますが、Worldeditの機能の中にブロックを別のブロックに変えるというコマンドがあり、それを使ってマイクラ内で色を変えることができます。
      範囲内を一括で変えることができたり、ブラシで色を塗る感覚で変えることができたりするので、便利かと思います。

      または、パーツごとにインポートすれば、おおざっぱではありますが色分けをすることができると思います。

タイトルとURLをコピーしました